こんにちは、のこされ劇場≡制作部です!
早いもので、11月7日から始まった「枝光本町商店街」も11月26日を持ちまして終了となりました。
多くの方にお越しいただきました、本当にありがとうございました!
さあ、それでは最終回。
いってみましょうか。
もちろん今回も
全員分のアンケートを、
そのまんま、ご紹介!
さらに今回も、市原(作/演出)からのレスポンス付き!
(他の回の感想にもレスポンスしていきます)
もちろん全員の了解を得ております。
前回同様、ネタばれのみ伏字にしてあります。
それでは、どうぞー!
◆11/25、26「枝光本町商店街」アンケートより◆
・50代/女性
昔の歴史は大切にしたいですネ!
頑張っておられる方々の笑顔が素敵でした。
市原「先人の知恵や想い、を無視したり知らんふりしたりして未来を語ることは、できないです。いっしょに大切にしていきましょう。」
・40代/男性
これは、演劇なのか…
うん、これはまちがいなく『演劇』でした。
ありがとうございました。
市原「演劇の起源に一回もどってから、新たに思考してつくりました。演劇が持っている、大きなパワーを感じていただけたのではないでしょうか。」
・40代/女性
お買物ツアーになってました。
テレビで見た、お店に行けました。
普段なら間違いなく見るだけで終わる。
シャッター商店街は枝光だけではありません。
次世代を継ぐ人が居ないのはサミシイですNe。
市原「作品は、体験する人によって見所が違うように、買い物に熱中するのもまた一興。普段、見落としがちな日常のなかに埋もれている、豊かさをもう一度再発見したいですね。」
・40代/女性
友達と参加したので、ショッピング気分でおもしろかったです。
内容をよくはあくしていなかったので、誘った友人、地元の人にはちょっと物足りなかったかナーとも思いました。
少しサプライズ的なものもあるかナーと思ってたので…
市原「お客さんが提供されるものを受け取る、という方法じゃなく、お客さんと驚きや楽しみをお互いに見つける、という方法で進行させていました。小さなサプライズ(=驚き)を、各所に散りばめていたのですが、お届けできなかったようですね。のこされ劇場≡側の俳優といっしょに改善します。」
・30代/女性
新しい発見がとても多く、充実した内容でした。
商店街の皆さんと沖田さんとの信頼関係が、参加していてとても気持ちよく、楽しかったです。
アクターとして、商店街の方々が、イキイキと演じていらっしゃる姿が印象的でした。
市原「あなたの感想が、上記の感想を持たれた方と同じ公演を観ているということが、とても興味深いです。嗜好もありますが、作品は受け取る人によって、いかようにも変化しますね。商店街の方をアクターとして見ると、本当に、怪優、だらけです。」
・30代/男性
●●●さんの●い●●のお話素敵でした〜。
商店街の色んな方々がイキイキとお話されてる姿に聞き入ってしまいました。
沖田さんどこのお店の跡取りになるんでしょうね〜♪
市原「商店街側の俳優達の語りは、本当にイキイキとしています。うちの俳優はかないませんね。跡取りがいないからといって、ぼくらが演劇をやめてしまっては・・・苦笑」
・20代/女性
どこまでがきちんとストーリーがあって、ふりつけられているのかがわからなくて、それがとても楽しかったし、面白いと思いました。
こんな形のまち歩きがもっと増えればいいなと思います。
商店街のみなさんがとてもおもしろかったです。
あと、本人はアートだと思っていないようなことを紹介していただけて、それがいいなと思ったし、アートって色んなとこにあるんだなと思いました。
市原「そうです、日常のいたるところに物語はあり、芸術は日常とともにあります。と、考えています。」
・60代/男性
廃れているなりに、街が地域の流通の拠点として機能しているところが、他のシャッター街とは大きく違うと思った。
自立性を十分に持った街だね。
ただ、高齢者の世代が居なくなれば、次に引き継ぐ形が見えないのは残念。
街頭劇としては、練り上げが不十分だと感じた。
市原「ご指摘ありがとうございます。あなたの【街頭劇】が、どんな作品を指すのか不確かなので、ここで詳しく説明するのもちょっと危険かなと思います。ただ、1960〜70年頃に台頭したそれらのものは目指しませんでした。1990年以降に誕生したリレーショナル・アート(※)の文脈で考えてつくりました。ただ、その手法についても掘り下げる必要はあるかもしれませんね。精進いたします。」
※リレーショナル・アート Relational Art
「関係性の芸術」。アートを日常性と対立したものではなく、相互に依存し、また制作のモチベーションにも不可欠な関係にあるとみなす立場、
もしくはその立場によって生み出される作品の通称。表現上のスタイルよりも、作品が作り出される目的やコンテクスト、さらには作品の公共性のほうを重視す
る。
・30代/男性
商店街の方々が大変ウェルカムで、楽しく歩くことが出来ました。
まちの方々が元気で、こちらもエネルギーをもらいました。
ありがとうございました。
最後の演出よかったです!
市原「最後の演出。それにまつわるラストシーンだけは、ぼくと、うちの俳優だけで成立させなければならない、いわゆる100%のこされ劇場≡。よろこんでいただいて嬉しいです。」
・20代/女性
枝光の街をぶらぶら歩くのは今回が初めてでしたが、商店街や市場の方がとても気さくで、おしゃべりが好きな方が多くて、それだけでもまた商店街に行きたいというきっかけになりました。
ガイドの方の演出も本当にうまくて、お話もおもしろかったです。
知らないことばかりでまた枝光に来てみたいと思います。
市原「商店街側の俳優は、いつも街にいますので、いつでも会いに来てくださいね。あ、日曜は休んでます。」
・30代/女性
商店街の人が、ウソ話を楽しく話したり、バナナの口上をやったり、昔の写真を見せてくれたり、とても楽しませていただき、ふれあいながら買物ができる商店街の良さをすごく感じられました。
又、地元の方がそこまで協力的にやって下さるのは、のこされ劇場≡の方が、地元の方にとって大切な存在だからだろうと思わずにいられません。
すばらしいなと思いました。
市原「ぼくたちにとっても、街で暮らす人たちは大切な存在です。お互いがお互いを、なんとなくゆるやかに必要としている、って大事かもしれませんね。」
・20代/男性
八幡製鐵所との歴史ある繋がりを感じる商店街だったと思う。
商店街全体に活気があり、正直これから先もずっと繁盛して行って欲しい。
商店街の魅力を広めて行きたいと思った。
市原「このまま放っておけば、この商店街も多くの商店街と同様に、機能しなくなると思います。だからといってぼくたちは彼らの後継ぎにはなれません。でも、この今の姿をしっかり見つめ、魅力を発見し、伝えていく事はできます。ぜひ、今日体験したことを広めてくださいね。」
・20代/男性
一時間ちょっとの旅でしたが、すごく楽しめました。
タイムスリップした感じで、知らない街を探検するのは楽しいですね。
是非、また参加したいです。
市原「タイムスリップ。そうですね、きっとあなたの想像力で、過去に飛んでいったんだと思います。嬉しいです。そして、さあ、未来へ!」
・30代/女性
ふだん、なにげなく通りすぎる古い商店街。
でも、中に入り話を聞き、歴史やドラマがあるんだと、感動しました。
焼野原からの復興、そして今にいたるまで、1つのドラマです。
よかったです。
地元の古い商店街の事も知りたくなりました。
市原「そうです、あなたの地元の街にも、先人が紡いできた大きな物語があるはずです。あなたも、そのなかの登場人物、あるいは主人公でもあるんですよね。」
・30代/女性
ほぼ毎日、通勤路として通っているにも関わらず、商店街に入ったのは初めて!でした。
とても魅力的でステキなお店がたくさんあることを知りました。
今回、おジャマしたお店の方々はとてもチャーミングで活き活きされていたので、今後継続した公演が本当の意味での街おこしにつながると良いですね。
ただ、“演劇”というエッセンスは薄かったような…。
最後の“ゆきこさん”など、ストーリーテラーがキャラクターだと、もっと面白くなりそうな感じを受けました。
公演は“大人の社会見学”みたいで、とても楽しかったです。
ありがとうございました。
今後の益々の皆様のご活躍をお祈りしています。
皆さんが、商店街をとても愛していて、商店街の方々もとても皆さんを大好きなことがすごく伝わってきて、温かい気持ちになりました。
市原「演劇というより、大人の社会見学。なんと、すてきな言葉。大人になると複数の他者と1つの目的で行動するということが少なくなったように思えます。ぼくは、それこそが演劇の原点のような気がしているのです。」
・30代/男性
前回の高級料亭の屋上に上がった時は、天候が悪く、遠くの景色が見れませんでしたが、今回は雲1つない晴天だったので、皿倉山などがくっきり見れたり、スペースワールドや東田地区などの景色が見れて最高でした。
この景色を見ると、枝光に住みたくなります。
枝光は本当に、人情あふれるいい街だと思います。
自分は小倉在住ですが、これからも枝光を応援していきます。
市原「あたり前のことですが、この作品の背景美術は、日時や天気によって変化します。2回観ていただいたので、作品のダイナミックなふり幅を感じていただけたと思います。あたり前の変化を、大きな変化として感じられることができたら、すてきだなと思っています。」
・30代/女性
このような形は初めてでしたが、商店街のステキな所がたくさん見れました。
お店の方々の協力も、なかなかいい案だったと思います。
沖田さん、ウワサどおりのステキな方でした☆
商店街の今と昔を見て、今があたり前の私たち、昔の風景を今でも大切な思い出としている三木さんだったりと、今回参加できてよかったです!!
またあそびに来ます。
市原「表出している現象には、因果があります。先人の大きな苦労や知恵によって支えられている今の生活を、もっとじっくり味わいたいですね。」
・20代/男性
今回の公演は、まったくの初めての経験でした。
楽しく美味しい思いもでき、ほんわかした気分になりました。
こういう時間も良いですね。
市原「ほんわかする、ほんわかの正体はなんだったんでしょうね。外に出て街を歩き、人と喋り、美味しいものをいただく豊かさこそ、大事な時間なのかもしれませんね。」
・40代/男性
「●●●」ラストで、見事に演劇として成立していたと思います。
今回のような街歩きをまた舞台にフィードバックしたものも見てみたいと思いました。
フェスティバルトーキョーの「国民投票」や、京都のマレビトの会なども劇場外での公演を今年試みており、同時代に違う場所でシンクロした動きがあることについて、個人的にはもう少し考察したいと思っています。
市原「挙げられている作品や団体は体験していませんが、情報として伺っています。マレビトの会の松田さんが、このような枝光での活動に興味を持ってくださっているとお聞きしました。シンクロを経てのクロスオーバーをぼくも待望しています。」
・20代/女性
今回何も知らずについて来た感じで、枝光に来たのもはじめてですが、また来たいと思いました。
楽しかったです。
なんか、やさしくてあったかい時間が流れてる「まち」だと思いました。
外はすごくさむかったけど。
ステキな公演ですね。
市原「寒いなかでこそ感じていただけた、人間のぬくもりだったのかもしれません。ぜひまた来てくださいね。」
・20代/男性
おつかれ様です。
団員一同ふだんこういった種類のお芝居をみないので本当に良い刺激になりました。
また皆であそびに来ます。
コロッケおいしかったーーー!!
市原「ぼくも、あまりみない種類の演劇をしたように思います。ただ珍しいことがやりたかったわけではなく、自分の作ったものを、どこで、どのように見せるのがべストなのかを考え、この方法を選びました。みんなで遊びに来て、普段の街も、体験してみくださいね。」
・20代/女性
新しい演劇で、とっても楽しむ事ができました。
なかなか知ることのない商店街のことや、すんでいる方たちの話や空気にふれることが出来てよかったです。
市原「新しい演劇のようにも見えますが、ぼくなりに演劇の原点を探った作品です。人が人に作用し続ける現象を、魅力的に見せること。あるいはこれが演出という仕事なのだとも思っています。」
・20代/女性
お疲れ様です。
今回このような形の公演とは知らなかったので最初驚きましたが楽しかったです。
お芝居を見た感はまるっきり0ですが、街に息づいている人たちがみんな元気で、回っていて、こっちも元気をもらえた気がします。
コロッケは絶対もう1回食べにきます。
市原「おっしゃっていただいたように『お芝居を見た感はまるっきり0』という見方もあります。その反面、同じアンケートにて『見事に演劇として成立していた』との意見もあります。芝居・演劇とはなんでしょう。この作品は、ぼくが震災後に考えた、芝居・演劇がとり得る未来へのひとつの選択です。」
・20代/女性
枝光という街も商店街も大好きになりました☆
みなさんの笑顔がまぶしくて、こっちまで笑顔になってしまう枝光マジックにメロメロです。
12月、こちらで公演をさせて頂くときは、商店街に入り浸ってしまうと思いますが、よろしくお願いします。
嫁に行く当てががなかったら、ここの嫁にしてください!!!!
市原「ここの嫁になりたい、とはなんと素敵な感想!あなたの他にも『また来たい』『住みたい』などの感想があります。90〜120分間歩くだけで、こんなことが起こせるのは、枝光と演劇の、まさにマジックですね。」
・20代/男性
今日、商店街を歩いて、いろんな人に出会って、商店街への考え方が変わりました。
そして、みなさんの顔がとても明るかったのが印象的でした。
小倉にも商店街はありますが、今日のようにじっくりとみてまわる機会もそういう気持ちもなかったんですが、もっとみてみようかなと思いました。
けっして楽な状況ではないなかでの、みなさんの笑顔の明るさ、そして最後にみた青い空はとてもきれいでした。
市原「最後の青い空は、本当に奇跡のようです。しかし、それが雨の日でもまた違った趣がありました。ラストはひとつなんだけど、それまでの上演過程や、その日の天気や、あなたの体調さえも作用して、ラストの受け取り方は大きく変わります。これも演劇の不思議。」
・20代/男性
果物屋さんのバナナラップが強烈でした。
あのおじさんは俳句も作ってたりして、クリエイティブでファンキーでしたね。
色々な風景が印象に残っています。
お気に入りは、横断歩道から見る商店街とスペースワールド。
そして旧●●●さん宅からの●●から見る青空!!
その青空の青いこと!!
階段下から見上げてみると青しか見えませんでした。
その青もよく見るとグラデーションになってて。
あそこに何時間でもいたかったです。
●●●さんのお話には感動しました。
全部終わってみて、心はポカポカ涙ちょちょぎれるちょこっとノスタルジーなハートウォーミングなボヤージュでした☆
市原「ずっとラストシーンのなかに居たかった。だなんて、本当にありがたい感想です。ラストシーンの最後、俳優の台詞は『それじゃ、みなさんが帰りたくなったら、帰りましょう。』でした。ぼくも、大好きなシーンです。そして、あなたの選択で、この演劇の舞台=商店街にはいつでも帰って来れます。また来てください。」
・20代/男性
枝光の昔を感じる公演で良かったです。
コロッケがおいしかったです。
終わったとき少しさみしく感じました。
商店街のいろんな方が出演されていましたが、いろんな話が聞けて良かったです。
個性的なひとが多くて良かったです。
市原「上演が終わったときのさみしさ。この中に、あなたの多くの想いがあるんだろうと思います。ゆっくり咀嚼して、時々ひもとくためにも、大事にして欲しいです。そして再び枝光を歩くときに、新たな発見があるのだと思います。」
・40代/女性
とても楽しかったです。
アイアンシアターには初めてきました。
今後は車で来て、商店街でたくさん買物して帰りたいです。
私は15年くらい前に八幡東区高見に住んでいました。
原付バイクで北九州市内のいろんなところへ行きましたが、枝光は私の地図の中では完全に暗黒地帯でした。
帰宅したらもう一度地図をみて、北九州を復習したいと思います。
これからもアイアンシアターと枝光本町が発展というか、このままずーっとありつづけますように。
今日はどうもありがとうございました。
市原「この劇場と、この街がこのままずーっとありつづける。本当にそれを願っています。しかし、上演のなかにもあったように、時代に飲み込まれていくものもたくさん。これからのぼくらの日常が、いったいどうなっていくのか、いや、自分はどういう日常を送りたいのか、考えないといけないと思います。」
さあ、いかがだったでしょうか?
「枝光本町商店街」という作品がどういうものだったのか、感じていただけたでしょうか?
今回、アンケートにご協力いただき、更にはブログへの掲載許可まで快諾してくださった参加者の皆様に深く感謝いたします。
本当にありがとうございました!
さあ、次ののこされ劇場≡の公演は、ユメニティのおがた!
今年度韓国に持っていった作品を上演いたします。
是非皆さん観に来てくださいねー!
詳細はこちら↓
http://www.yumenity.jp/yumenity/
なお、公演の状況や最新情報は、こちらを、フォロミー!!
【のこされ劇場≡ツイッターアカウント】
http://twitter.com/nokosare